ウィルシャーとシュチェスニー【選手紹介】
こんにちは。
今回は、私が愛してやまないシュチェスニーとウィルシャーについて書いていこうと思います。
読んでいただけると嬉しいです。
現在は他クラブに所属する2人ですが、両者ともアーセナルの下部組織出身で、ほぼ同時期にトップチームに定着し、将来クラブを引っ張っていく存在として期待されていました。
年齢も近いこともあり公私ともに仲が良く、少しシャイなウィルシャーと陽気なシュチェスニー、とても見ていて楽しい凸凹コンビでした。
好きになった理由ですが、選手としての能力は勿論のこと、両選手ともに非常にキャラクターが際立っていたことが大きいです。
間違いなくこの2人の存在が、今の私のアカデミー出身者に対する愛情に繋がっています。
2人について詳しく。
ウィルシャー
→プレー動画
9歳からアーセナルに所属し、2016年まで17年間アーセナルでプレー、現在はボーンマスに所属。
北ロンドンからさほど遠くない街生まれの生粋の生え抜きで、ヴェンゲルがアカデミーでプレーするウィルシャーを見て「アーセナルにもメッシがいる」と評するほど、テクニカルで傑出した存在でした。(言ったのはアカデミー関係者だったかも)
アーセナル愛が深く、また気持ちを前面に出すプレースタイルということもあり、ファンからの人気も高く、将来キャプテンマークを巻くことを期待された選手でもありました。
ウィルシャーといえば、チャンピオンリーグの対バルセロナ1st legでのプレー
→その試合でのタッチ集
多くの選手がバルサの強力なハイプレスに慌てふためくなか、19歳ながら堂々とプレー、チームを勝利に導いた姿は記憶に新しいです。
彼のアーセナルでのキャリアは、まさにガラスの天才という異名が示すように、非常にケガが多く、まともに稼働できたのはわずかな期間でした。
先日のミラー紙の独占インタビューでは、※要約※「当時もっとフィジオ(フィジカルコーチ)の言うことを聞いていればよかった。後悔している」と語っており、なんとも複雑な気持ちを抱きました。
試合に出ずっぱりのサカを見ていると、どうしてもウィルシャーを思い浮かべてしまいます。どうかアルテタには彼を慎重に起用していってもらいたいです。
シュチェスニー
→プレー動画
16歳にレギワ・ワルシャワ(ポーランド)からアーセナル下部組織に加入、2010年より正GKとして定着するものの喫煙騒動などもあり、ローマにレンタル移籍、その後はユベントスへ完全移籍し、その後は皆さんもご存知の通り、ブッフォンの後継者として活躍を続けています。
普段はとても陽気で、おちゃらけた感じですが、試合では飄々と堂々としたプレーを見せ、彼もウィルシャーと同様に非常に優れたパーソナリティを持った選手でした。
そんな彼の性格がよく分かるエピソードが、当時ロッカールームでキャプテンを務めるファン・ペルシの次によく発言をする選手がシュチェスニーだったようで、まだ20歳そこそこの選手が、他の年長選手を差し置いて発言をしているあたり、彼の物怖じしない積極的な性格がよく表れています。
以前目にした元アカデミーGKコーチのインタビューでは、シュチェスニーの出現以降、彼のようなファジカル要素、能力、メンタリティを持った選手を理想としており、アカデミーにおけるGK育成のロールモデルの1つとして考えていたそうです。(今は知りません)
同じ世代で紹介したい選手がもう1人。
彼も同じくキャラが立った個性的な選手で、能力も高く、ソングの後釜として、将来間違いない選手だと思っていましたが、ナスリとの一件やその他諸々、どうもメンタル面が未熟でした。
彼を見ていた当時、メンタル要素がサッカー選手にとって、いかに重要か思い知らされました。
この世代はラムジーやギブスなど穏和なメンバーもいましたが、少々派手な面々が多く、お父さん(ヴェンゲル)が甘々だったので、選手内で誰か厳しく叱ってくれるような恐い先輩が必要だったのかなと、考えたりする今日この頃です。
強いチームには、能力を持った選手や監督の存在が不可欠ですが、記憶に残る偉大なチームへ成長するためには、決して数字で測ることのできない、優れたキャラクターやクラブへの愛着を持った選手の存在が重要だと思っています。
それを思うと、今現在この2人がアーセナルにいないことが、1人のグーナーとして残念でなりません。
アーセナルにはいつまでも、若手を大事するクラブであって欲しいです。
そして美しく勝つ。
ウィルシャーとシュチェスニー、クラブは違えど、今後の2人の活躍を心から願っています。(この2人であればいつでも戻ってきて欲しい)
まだアーセナル歴の浅い方に、この2人のことを知って欲しいという気持ちで書いてみました。
読んでいただきありがとうございました。
おわり