プレミアリーグ 第29節 ウェストハム・ユナイテッド戦 【マッチプレビュー】
こんにちは。
試合当日に慌てて書いてます。
先日、ヨーロッパリーグ準々決勝の抽選がおこなわれ、アーセナルの対戦相手はスラヴィア・プラハに決まりました。あまりよく知らないこのチームですが、チェコの国内リーグでは首位を独走、ELコンペティションではレバークーゼンやレスターを打ち破りこのラウンドまで駒を進めていることを考えると油断できません。
前置きが長くなりましたが、今回は中2日という厳しい日程で迎えるプレミアリーグ第29節ウェストハム・ユナイテッド戦について簡単に。
(日本時間 3/21 24:00 キックオフ)
ウェストハム・ユナイテッド
デイビッド・モイーズが監督を勤めるウェストハムは現在、プレミアリーグで5位に位置し、シーズンを通して好調な戦いぶりを見せています。
モイーズといえば、大柄な選手を好み、ロングボールやクロスを多用するいかにもイングランドらしいオールドスタイルな監督で、戦術は基本的に強固な守備ブロックを敷き、そこからカウンターを狙っていくスタイルを取ってきます。
チームの特徴
セットプレー含め空中戦にめっぽう強く、カウンターとサイドからの攻撃が得意。
陣形が深いためミドルに弱く、スペースを突かれるプレーがちょっと苦手でオフサイドを取られやすい。
こんな感じでしょうか。
空中戦を得意とするチームは、アーセナルが最も苦手とする相手です。
最近対戦したチームだとバーンリーがまさにその特徴を持ったチームで、ウェストハムはその遥か上をいく超上位互換と言ってもいいかもしれません。
ウェストハム×バーンリー
ウェストハムとバーンリーの比較。
今までちゃんと見てなかったのですが、アーセナルはゴール、アシスト、チャンス創出数でウエストハムに負けているという、、、
(アーセナル ゴール37 アシスト25 チャンス創出数234)
順位は勿論のことですが、データを見ても不甲斐ないばかりです。
1.
ゴール、シュート、チャンス創出数(Chances Created)
ウェストハム 42ゴール 247本 235回
バーンリー 22ゴール 209本 188回
2.
総パス本数(Passes Attempted)におけるロングパス(Long Passes Attempted)の割合
ウェストハム 14.8%
バーンリー 20.8%
3.
クロス数(Successful Crosses from Openplay)とクロス成功率(Crossing Accuracy)
ウェストハム 89本 25.7%
バーンリー 73本 20.5%
空中戦に強みを持っている点で共通する両チームですが、バーンリーはロングボール一辺倒なのに対し、ウェストハムはサイド攻撃やカウンターなど状況に応じてあらゆる選択肢を持っていることが、このデータに表れているのではないでしょうか。
相手のキーマン
攻守のキーマン、アントニオのポストプレーとスピード
プレミア屈指のライスとソーチェクのコンビ
リンガードとボーウェンの飛び出し(フォルスナスはおそらく欠場)
今季7アシストのクレスウェル
モイーズの戦術
モイーズは第26節の対シティ戦で5バックを採用し、5レーンをがっちり埋めることでシティの攻撃を停滞させました。そして今回、アルテタに対して同様の戦術をセットアップしてくることが予想されます。
しっかりとスペースを埋めた守備陣に対し、安易なクロスや単純なポストプレーからの得点は難しく、いかにこの5バックの陣形を崩せるかが重要になってきます。
考えられる対策としては、大外のSBを前に引き出し、空いたスペースにボールを入れることで、CBをサイドに引き寄せ、中央の密度を下げること。
バックラインの前と裏のスペース両方を狙う動きをすることで陣形を乱し、ディフェンスラインの前後にスペースを作ること。
この2つが有効かなと思っています。
相手が守備陣形を形成する前に、オウンハーフからルイスが大外にロングボールを入れるのも、カウンターのリスクが少なくていいかもしれません。
スターティング予想
上から見ていきます。
アントニオに対して質の高いボールを入れさせないため、前線のプレスが重要なのでCFはラカゼット。
2列目の左はESRにしましたが、オリンピアコス戦を見た感じだと中々疲労が溜まっていそうで、終盤まで出場していたことも考えるとぺぺorウィリアンの可能性も高そうです。左CBはマリを使いそう。右CBはホールディング希望ですがルイス。
右SBはセドリックも考えましたが、アントニオに狙われそうなことを考えると、バーンリー戦と同様にチェンバースもありえるかも。
この試合に勝利できれば、5位ウェストハムに4ポイント差まで迫ることができます。なんとしても勝ちたい。楽しみです。
他の方のマッチプレビューを見ていると、情報量と質に圧倒されてしまいます。
それに比べて自分のプレビューは、、、
頑張ります。
読んで頂きありがとうございました。
またレビューで。