広告屋のアーセナルブログ

広告屋のアーセナルブログ

アーセナルの様々な情報を不定期でお届け

3年後のアーセナル布陣予想【後半】

こんにちは。
今回は、前回に引き続き3年後のアーセナル布陣予想について、お話ししていきたいと思います。

前半をまだ読んでいないという方は是非そちらも読んでいただけると嬉しいです。 

前半では、3年後のスカッドを考えていく上で、軸になる現スカッドについてお話しましたが、今回はその内容を元に、アーセナルの3年後を考えていきます。

まずは、現在所属している選手の3年後の状況を予想していきます。

アーセナル フォーメーション

太字 : 去就の判断がつかない選手
GK
ベルント・レノ 29歳→32歳 残留
アレックス・ルナルソン 26歳→29歳 2024年契約満了
マシュー・ライアン 28歳→31歳 OUT

DF
キーラン・ティアニー 23歳→26歳 残留
ガブリエウ・マガリャンイス 23歳→26歳 残留
ロブ・ホールディング 25歳→28歳 残留
パブロ・マリ 27歳→30歳 残留
ウィリアム・サリバ 19歳→22歳 残留
コンスタンティノス・マヴロパノス 23歳→26歳 2023年契約満了
カラム・チャンバース 26歳→29歳 2022年契約満了
メイトランド・ナイルズ 23歳→26歳 2023年契約満了
エクトル・ベジェリン 25歳→28歳 OUT
セドリック・ソアレス 29歳→32歳 OUT
ダビド・ルイス 33歳→36歳 OUT

MF
トーマス・パーティ 27歳→30歳 残留
グラニト・ジャカ 28歳→31歳 残留
ブカヨ・サカ 19歳→22歳 残留
エミル・スミス・ロウ 20歳→23歳 残留
ハメド・エルネニー 28歳→31歳 2022年契約満了
マテオ・グエンドゥジ 21歳→24歳 2022年契約満了
ジョー・ウィロック 21歳→24歳 2023年契約満了
ルーカス・トレイラ 25歳→28歳 OUT
ダニ・セバージョス 24歳→27歳 OUT
マルティン・ウーデゴーア 22歳→25歳 OUT

FW
ニコラス・ぺぺ 25歳→28歳 残留
ガブリエル・マルティネッリ 19歳→22歳 残留
リース・ネルソン 21歳→24歳 2023年契約満了
エディ・エンケティア 21歳→24歳 2022年契約満了
フォラリン・バログン 19歳→22歳 2021年契約満了
ウィリアン 32歳→35歳 OUT
ピエール・エメリク・オーバメヤン 31歳→34歳 OUT
アレクサンドル・ラカゼット 29歳→32歳 OUT

 transfermarkt.jpより

とりあえずホームグロウンは考慮していないのと、個人的な希望も入っているので悪しからず。

DFは比較的残りそうですが、その他ポジションの顔ぶれは、新戦力orアカデミー出身者が入りだいぶ変わってきそうです。
各ポジションごとに深掘りしていきます。

FW

前回、新しいストライカーの必要性についてお話しました。
ではどんな選手が必要なのか。

重要なのは監督の戦術にマッチする選手かどうかということですが、アルテタはストライカーに対して、サイドに流れるプレーやポストプレーを求めます。

現在、ストライカーを務めるオーバメヤンは驚異的な決定力を誇りますが、ポストプレーやチャンスメイクでの貢献度は低く、一方、ラカゼッドはフィジカルに優れ、積極的なパス交換や楔のパスを受け周囲を活かすプレーを得意としますが、決定力に関してはやや物足りない印象があります。

各々、対戦相手のプレースタイルや戦術によって弱点が露呈してしまうことがあり、同時起用をすると全体が機能不全に陥るというジレンマを抱えています。

それらを考慮すると、新戦力には両選手の強みを兼ね備えたハイブリッドな選手が求められます。まさにアルテタが共にプレーしていたファン・ペルシのような選手。
しかし、そのようなクオリティを備えた選手は欧州内を見渡しても希少で、獲得には慎重な判断が必要です。

最近だとセルティックエドゥアールへの興味が報じられていますが、プレーをチェックした限り、彼を獲得するのであればアカデミー出身のバログンでいい気がします。

去就は不透明ですが、生え抜きのバログンとエンケティアには頑張ってほしいところです。ぺぺとマルティネッリにも期待。

ちなみにファン・ペルシといえば、現地ではマンチェスター・Uのメイソン・グリーンウッドが彼とよく比較されるそう。(たしかにシュートの動作やボールタッチがそっくり)

動画を見たところ、体格も良く、どちらが利き足が分からないほど両足共に威力と精度が素晴らしく、とても良い選手だと思いました。

スールシャールに冷遇されでもして、アーセナルに来てくれないでしょうか(笑)

MF

注目したいのは、18歳のミゲル・アジーズです。

現在は主にアカデミーのU-23を主戦場にしていて、昨年はヨーロッパリーグダンドーク戦に途中出場し、トップチームデビューを果たしました。また、イングランド代表の各カテゴリーでの代表歴を持ち、欧州内でも注目されている逸材です。

ポジションは中盤の底で、運動量とフィジカルに優れており、特筆すべきはその万能性で、守備的な能力に留まらず、長短問わない配球力、前への推進力、得点に直結するパスセンス、パンチ力のあるミドルシュートも兼ね備えています。

ユースレベルの試合を見ていると、全体的にまだまだパワー不足で年齢相応な印象を受けるのですが、彼のパスやシュートのパワーには驚かされます。来シーズン以降、彼に注目です。

その他のメンバーですが、パーティは絶対に外せません。
ジャカは31歳になり、能力の低下が懸念されますが、試合中のコーチング(試合中ほんとに忙しそう)ロッカールームでの影響力を考えるとチームにぜひ残したい選手です。優等生過ぎると揶揄されることの多いアーセナルにおいて、彼の気性の荒さは逆に貴重だと思っています。

DF

まずはCBですが、他のポジションに比べ若い人材が充実しており、左CBは文句なしでマガリャンイス。

右CBにはサリバを推しますが、アルテタはどうも彼を気に入っていないようで、起用されない状況に対して、本人がメディアに不満を吐露するなど話題になりました。サリバに関しては少々不安ですが、ホールディングも控えており(マヴロパノスもいる)ここも磐石の布陣です。

左SBは万票一致でティアニーで決まりですが、問題は右SBです。前回述べた通り、ベジェリンの売却に可能性がある今、このポジションのリプレイスは重要です。

考えられるオプションとしては、新戦力orナイルズの起用が考えられますが、ナイルズ本人は中盤での起用を望んでいて、レンタル先のウエストブロムでは中盤として出場しています。中堅クラブ程度であれば中盤でも需要がありそうですが、トップクラブで活躍していくのであれば、やはりSBでプレーすべきです。

ティアニーの大外からの攻撃参加が多い以上、アルテタは右SBにインナーラップ(偽サイドバック)をさせるため、中盤的な役割も求めます。その点を考えると、中盤をやりたいナイルズと守備面でのリスクを減らしたい監督、お互いにwin-winなのではないでしょうか。アルテタにはなんとしてでも、再度説得してほしいところです。

本人の心構え次第では、個人的にワン・ビサカの上位互換のような選手になれると思っています。
親バカです(笑)

どちらにせよ、層が薄いポジションなので、補強は必須です。

メイトランド・ナイルズ ワン・ビサカ

ちょっと古いデータです

プランCとして、ウィロックのコンバートはどうでしょうか、、?
アルテタの戦術下なら案外よさそうな気がします。

GK

正GKを務めるレノは、2024年には32歳の年齢になりますが、選手寿命の長いポジションなので、まだまだ頑張ってくれる選手だと思っています。
控えGKに関しては、ライアンはレンタル加入、ルナルソンは現時点では実力不足で、成長を期待したいところですが3年後は不透明です。

現在、アカデミーに所属するGKで高く評価されているのが、カール・ヘイン(18)とアルトゥール・オコンコ(19)の2人。両選手ともに190cm以上と上背があり、高い反射神経を持った選手のようです。

個人的にはシェチェスニーと同じ東欧出身のヘインに期待しています。調べたところ、彼は若干18歳にして、エストニア代表の正GKを務めているそうで、既に国際マッチデビュー済みです。

ちなみにアーセナルは2019年にブレントフォードからイニャキ・カーニャというGKコーチを招聘していて、非常に評価の高いコーチのようです。エミ・マルティネスの急成長に一役買ったそうな。なおさら期待です。


今回、新戦力候補ついては詳しく話さず、選手像の話に留めました。
まだまだウワサ程度の話が多く、シーズンが進むに連れて情報が増えてくると思いますので、またそのタイミングで投稿したいと思っています。



長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました。


おわり 

アーセン・ヴェンゲル自伝 赤と白、わが人生 (ヨシモトブックス)

アーセン・ヴェンゲル自伝 赤と白、わが人生 (ヨシモトブックス)